エンジニア転職

【回答例あり】エンジニア面接のよくある質問25選と回答のポイント!

この記事では、未経験から実務経験2年半でメガベンチャーに転職成功させた筆者の経験をもとに、エンジニア面接で聞かれるよくある質問25選と回答のポイントをご紹介します。 

これからエンジニア転職を考えている方や現在転職活動をしているエンジニアの方は是非参考にしてみて下さい。

筆者の主なプロフィールをご紹介します。

こにかみ
  • 26歳で未経験からエンジニアになって実務経験2年半でメガベンチャーへ転職
  • 現在はtoC向けのWebアプリ開発に従事
  • 言語はPHP,Pythonを使ったサーバーサイドの開発を担当

それではぜひ最後までお読み下さい。 

Contents
  1. ITエンジニアの面接で見られるポイント
    1. 経験・スキル
    2. 人柄・思考
    3. 自社にマッチするか
  2. 面接質問例25選
    1. 定番の質問
    2. 技術や経験に関する質問
    3. 将来のキャリアに関する質問
  3. メガベンチャーへの転職成功させたエンジニアが教える面接対策のポイント
    1. 想定される質問に対する回答の準備と深掘り
    2. 模擬面接練習をすること
  4. まとめ

ITエンジニアの面接で見られるポイント

エンジニアの転職面接で面接官が主に見ているポイントについてご紹介します。

面接で見られるポイントを理解して意識すれば自然と面接官に良い印象を与えられます。

経験・スキル

エンジニアの面接で一番見られるポイントは経験とスキルです。

エンジニアは技術職なので候補者の技術力が自社が技術水準を満たしているか、またはそれに近い技術力を有しているかというのは一番見られるポイントです。

いくら技術があってもそれをしっかりと面接官に伝えられなければ、面接を突破することはできません。

自分の技術力をしっかりと伝えられるように、これまでの経験やスキルをしっかりと言語化することが重要です。

人柄・思考

人柄や思考の部分も面接で見られるポイントです。

職場では人柄を評価されていても、面接ではなかなか評価されないということは良くあることです。

面接は数時間という短い時間の中で自分のことを最大限伝えなければいけません。

限られた時間の中で自身の人柄や考え方をしっかりと伝えるためには、表情や喋り方等を工夫して伝わりやすい自分で面接に臨むことが重要です。

自社にマッチするか

エンジニアの面接では自社にマッチする人材かというのも重視されるポイントです。

企業側はその時募集しているポジションやスキル、開発メンバーとの相性など様々な観点で自社にマッチする人材かを判断しています。

ただしこの部分については企業側のその時の状況によっても大きく左右される部分なので、自分の努力では中々変えられない部分でもあるので、最大限自分の努力によって変えられる部分に注力して準備することが重要です。

こにかみ

面接は数時間という短い時間で一緒に働きたいと思ってもらうことが重要です。

しっかりと準備をして自分のスキルや人柄を最大限伝えれられるようにしておくことが大切です!

面接質問例25選

ここからは実際にエンジニアの転職面接でよく聞かれる質問25選をご紹介します。

ご紹介する質問の多くは、自社開発系のメガベンチャーなどの面接で実際に質問された内容です。

定番の質問から技術やキャリアに関する質問を回答例付きでご紹介します。

定番の質問

エンジニアの転職面接では多くの場合に聞かれる定番の質問についてご紹介します。

1. 自己紹介をして下さい

自己紹介は面接では必ず聞かれる質問です。

1〜2分程度でこれまでの経歴や自身の人柄を簡潔に伝えられるように準備をしておきましょう。

回答例:

〇〇と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
私は〇〇大学を〇〇年に卒業後、2年間不動産の営業を行なっておりました。
その後〇〇年〇〇月から現職の株式会社〇〇に所属して、主に受託開発でバックエンド開発に従事してきました。
主にはJava,PHPを利用したバックエンド側のapiの開発を行なっておりました。
御社ではこれまでの経験や自身の強みであるコミュニケーション力を活かして、新規機能の開発や既存のコード改善に貢献していきたいと思っております。
本日はどうぞよろしくお願い致します。

2. 自己PRをして下さい

自己PRも面接では良く聞かれる定番の質問です。

自己紹介と混同されることがありますが、自己紹介はこれまでの経験を伝えること、一方自己PRは自身の強みを伝えることです。

自身の強みとその強みを発揮した経験をしっかりと言語化して伝えることが重要です。

回答例:

私の強みはユーザー視点で設計できる設計能力の高さです。
私はこれまで要件定義などの上流工程から開発・テスト・リリースまで開発工程を一通り経験してきました。
その経験からシステム開発において重要なことは「ユーザーが何を求めていて、どんな課題を解決したいのか」というユーザー視点を持って設計・開発することだと考えております。
ユーザーが真に求めるものは何かという視点で設計をしてきたことで、直近開発した機能ではユーザーから高い評価を受けることができました
ユーザー視点で設計できるという自身の強みを、御社の開発にも活かしてアプリのユーザー体験の向上に貢献していきたいと考えております。

3. 転職理由を教えて下さい

この質問では、主に前職を退職する理由を見られています。

一番のポイントは、もし自社に入ってもすぐに辞めてしまうようなことが無いかというポイントを見られています。

そのため現職の不満などのネガティブな理由ではなく、スキルアップやキャリアアップのためのポジティブな理由を説明できるように準備しておきましょう。

回答例:

今後は自社プロダクトの開発にチャレンジしてプロダクトの成長に貢献していきたいと思っているのが転職を志望している理由です。
これまでは受託開発でクライアントの依頼を受けてシステムを作ることが多かったですが、今後はサービス・製品の企画、設計、運用も含めて自社プロダクトの開発にチャレンジして、その中でプロダクトの成長に貢献していきたいと思っております。
上記のような理由から、御社のような魅力あるプロダクトを作っている企業への転職を希望しております。

4. 何故自社開発の企業が良いですか?

自社開発企業への転職を希望する場合は、このような質問をされることも多いです。

自社開発企業へ転職したい理由をしっかりと準備しておくことが重要です。

その上で、何故その企業が良いのかというのも併せて説明できると更に好印象を与えることができます。

※受託開発やSESの企業への転職を希望される場合も同様に、「なぜ受託開発が良いのか」「なぜSESが良いのか」という質問に答えられるように準備しておきましょう。

回答例:

よりユーザーに近い距離で自社プロダクトの成長に貢献していきたいと思っているからです。
これまではクライアントから依頼を受けてプロダクトの開発や改善を行なってきましたが、今後はよりユーザーに近い距離で、サービスの改善に貢献していきたいと思っております。
御社のプロダクトの市場は急速に成長している市場でもあり、その市場のNo.1を取れるように自分の強みを活かすことができたらと考えると、凄くワクワクしてきますし、そういうチャレンジングな挑戦をしたいと思っております。

5. 転職活動での会社選びの軸を教えて下さい

この質問では、しっかりと軸を持って転職活動をしているかを見られています。

会社選びの軸が無い場合は、面接官に以下のようなネガティブな印象を与えてしまいます。

  • ただ現職を辞めたいだけではないか
  • 自社で働きたい理由がなく、長く続かないのではないか

エンジニアとして転職活動をする場合は、しっかりと軸を持って転職活動を行うようにしましょう。

回答例:

自分自身が使いたいと思うサービスであるかという点を軸に会社選びを行なっております。
自分自身が魅力的に感じるプロダクトの開発に携われることは凄く光栄なことですし、ワクワクしながら開発することができると思っているからです。

6. 志望動機を教えて下さい

この質問では自社のどのような部分に興味を持っているかを見られています。

最近はオファー型の転職エージェントも多く、必ずしも志望動機は聞かれないこともあります。

ただしその場合でも興味を持ったポイントについてはしっかりと説明できるようにしておきましょう。

回答例:

御社を志望した理由は、実際にユーザーとして御社のアプリを利用していて非常に魅力的なアプリだと思ったからです。
自分自身がユーザーとして利用しているアプリを開発することができたら非常に嬉しく思いますし、ユーザー視点で改善していくことで御社に貢献できるとも思っています。

7. エンジニアを目指した理由を教えて下さい

この質問は、未経験からエンジニアを目指す場合はほぼ必ず聞かれる質問です。

何故エンジニアになりたいかという理由は明確に答えられるようにしておきましょう。

エンジニアを目指す動機になった経験などもあるとより良い印象を与えられます。

回答例:

エンジニアを目指した理由は、自分が作ったアプリやシステムで社会の課題を改善したいと思ったからです。
前職で会計処理を効率化するツールをエクセルで作成した際に、担当者から非常に感謝された経験から、世の中の課題をツールやシステムを利用して解決する喜びを感じました。
この経験から世の中の課題を解決するツールやシステムを自分自身で作れるエンジニアになりたいと思ったのがエンジニアを目指した理由です。

技術や経験に関する質問

エンジニアの転職面接でよく聞かれる技術や経験に関する質問についてご紹介します。

8. これまで経験した言語やフレームワークを教えて下さい

職務経歴書に既に記載していることが多いですが、面接でも改めて聞かれることが多い質問です。

これまで利用したことがある言語やフレームワークについては経験を含めて話せるようにしておきましょう。

ポイントとして言語やフレームワークのバージョンまでしっかりと把握しているとより良い印象を与えることができます。

回答例:

〇〇プロジェクトでPHP6系、フレームワークはLaravel7系を利用して開発を行なった経験があります。
また、〇〇プロジェクトではPython3.9、フレームワークはDjango4系を利用してサーバーサイドのapi開発を行なっておりました。
フロントエンドはVue.js2系やNuxt.js2系を用いており、状態管理はVuexを利用しました。

9.これまで一番大変だったことを教えて下さい

これまで一番大変だった経験はエンジニアの転職面接ではほぼ必ず聞かれる質問です。

この質問ではどんなことにチャレンジして、その困難をいかにして乗り越えたかを見られています。

これまでの経験をしっかり振り返って、技術的に大変だったけど上手く問題を解決することができた経験を話せるように準備しておきましょう。

  • 何が大変だったのか
  • その困難をどのように工夫して乗り越えたのか
  • その経験から何を得たのか

10. これまでの経験で失敗したこと、その失敗から得たことを教えて下さい

この質問では、失敗した内容よりもその失敗から何を学んだかを見ています。

どんな人でも多かれ少なかれ必ず失敗はあるはずです。

その失敗から何を学び、その後の経験にどう活かしたのかを説明できるようにしておきましょう。

回答例:

〇〇プロジェクトで〇〇機能を追加するタスクに要件定義から担当しました。
その際、ユーザーの業務内容を深く理解しないまま要件定義を行なったことで、開発後に仕様の考慮漏れが多く発覚しました。
例えば、削除機能が必要だったのに考慮が漏れておりました。
この失敗から要件定義をする際には、事前に業務理解を深めてユーザーのユースケースなどをしっかりと把握した上で行うべきだと学びました。
この経験から、開発において業務理解を深めることの重要性を学び、その後の経験に活かしております。

11. コードレビューは実施していましたか?その際に意識していたポイントを教えて下さい

この質問では、コードレビューを行なった経験があるか、またレビューを実施するだけの知識があるかについて見られています。

実際にコードレビューを行なった経験がある場合は、その際に意識していたポイントについてしっかり言語化して話せるようにしておきましょう。

一方コードレビューをした経験がない場合は、自分がコードレビューを受けた際に言われたことなどを整理して、実際に自分がレビューする場合はどのようなポイントを意識してレビューするかを話せるようにしておきましょう。

回答例:

〇〇プロジェクトでは、コードレビューを行なっておりました。
コードレビューを行う際は以下のようなポイントを意識して行なっていました。

  • プロジェクトのコーディング規則に則っているか
  • 変数やメソッドの命名が適切か
  • 例外ハンドリングが運用を考慮されていて適切か
  • 仕様変更にも柔軟に耐えられる設計になっているか

12. 運用保守の経験がありますか?その中でどんな障害・トラブルに対応しましたか?

運用保守の経験も聞かれることが多い質問です。

特に自社開発系の企業の場合、運用保守や改善系の業務も多いです。

運用保守経験がある場合は、その際に何を意識して行なっていたかを経験をもとに話せるようにしておきましょう。

また、運用保守で起きた障害に対してどのように対処したかについても話せると更に良いです。

もし運用保守の経験がない場合は、経験はないが運用保守で必要な知識については話せるようにしておくと良いです。

回答例:

〇〇プロジェクトでは〇〇年間、運用保守を行なっておりました。
そのプロジェクトの運用保守を担当していた中で一番大変だった障害は、ある特定の時間帯にパフォーマンスが著しく低下してapiのレスポンスが通常より3秒ほど遅くなってしまうという障害が発生した時です。
パフォーマンス低下に影響を及ぼす様々な可能性を調査して原因を特定しました。
結果的には該当の時間に行なっているバッチ処理の不具合に伴いCPUの使用率が一時的に高くなっていたことが原因でした。
バッチ処理の不具合を修正してデータ監視を新たに追加して、障害対応と恒久対応を行いました。

13. 高負荷に対するパフォーマンスチューニングなどをされた経験はありますか?

この質問では、パフォーマンスチューニングの経験やスキルを持っているかを見られています。

パフォーマンスチューニングは、サービスの規模が大きくなってくると大小問わず必ず必要になってくる作業です。

経験がある場合は、その際の原因や対応についてしっかりと言語化して話せるようにしておきましょう。

一方パフォーマンスチューニングの経験がない場合は、実際にその際に必要になる知識について話せるようにしておきましょう。

回答例:

データベースのチューニングなどはこれまで実務で行なった経験はありません。
しかし、サービスの成長に伴いアクセスが増えてきてパフォーマンスを見直す際に、データベースのチューニングなどは必ず必要になると認識しております。
そのため以下のようなパフォーマンスチューニングに関する知識は、今ある知識に加えて今後より勉強していかなければいけないと考えております。

  • データベースからどのようにデータ取得しているか
  • インデックスが正しくはれているか
  • DBのパフォーマンス関連のパラメータ設定が適切か

14. テストを書いた経験はありますか?その際に何を意識していますか?

この質問では、テストコードを書いた経験やテストコードを書くスキルがあるかを見られています。

プロジェクトでテストコードを書いた経験がある場合は、その経験やルールについて話せるようにしておきましょう。

回答例:

〇〇プロジェクトでは、pytestを利用してユニットテストを自動化していました。
そのプロジェクトは以下のルールでテストコードを書いていました。

  • カバレッジ80%以上
  • APIのリクエストパターンを網羅すること
  • 異常系の引数チェックのパターン網羅(Noneや空文字が入るパターンも考慮)
  • AWSサービスの利用箇所はモック化

15. 技術選定をされた経験はありますか?その際に意識したポイントを教えて下さい

この質問では、技術選定やライブラリの選定をした経験、また技術選定をするだけの知識があるかを見られています。

アーキテクチャーの設計やプロジェクトの技術選定をされた経験がある方は、その際に意識したポイントやその技術を選んだ根拠を話せるようにしておきましょう。

もしこういった技術選定の経験がない場合は、ライブラリの選定など小さなことでも良いので、これまでの開発での経験を話せるようにしておきましょう。

回答例:

〇〇プロジェクトでは技術選定を行い、PHPとLaravelを利用して開発を行いました。その際には以下のポイントについて意識しました。

  • 開発する目的に適しているか  
  • 今のエンジニアの戦力でしっかりと対応可能か  
  • 開発するために必要な情報が得られるか  
  • アップデートが適切に提供されるか  
  • サポートが長く続く、ltsの6系を利用した

16. 得意な業務を教えて下さい

この質問では、候補者の得意な領域やその人の技術的な強みを知りたいという意図があります。

これまでの経験を踏まえて自分自身の得意な業務や分野を話せるようにしておきましょう。

得意な業務や分野が無いという人もいるかもしれませんが、これまでの経験を振り返ると強みを発揮できた場面が少なからずあるはずです。

その中から自分の得意な業務や分野を見つけてみて下さい。

今後エンジニアとして仕事をしていく上でも自分の強みや得意な分野を知っていると、成果を発揮しやすくなるのでおすすめです。

回答例:

得意な業務はバックエンド側のapi開発が得意です。
これまでのプロジェジェクトでも、バックエンド側のapiの開発を担当することが多く、apiの設計から実装、テストまで幅広く担当してきました。
ユースケースをしっかりと理解して設計に落とし込み、マトリクス表などを用いてリクエストパターンを網羅するなどの工夫をして開発を行なってきた経験は御社でも活かせる部分だと思っております。

17. 最近読んだ技術書を教えて下さい

この質問では、技術書を読む学習意欲があるかという点や、今どのような分野を学習しているのかという点を見られています。

エンジニアはどれだけ経験を積んでも勉強することは必須です。

最近読んだ技術書がある場合はその内容についてしっかりと答えられるようにしておきましょう。

一方最近技術書を読んでいない場合は、面接で聞かれた際に答えられるように1〜2冊程度は今興味がある分野でも良いので読んでおくと良いです。

回答例:

最近はリーダブルコードという本を読みました。
この本ではソフトウェア開発における基本知識を学ぶことができました。
変数や関数の命名規則などの基本的なことからDRY原則などの考え方の部分まで幅広く学ぶことができました。
最近はテスト駆動開発についても興味があって本を購入したのでまだ読み始めた段階ですがテスト駆動開発に関する知識を身につけれたらと思っています。

18. どのような開発環境があれば成果を発揮できますか?

この質問では候補者が望む開発環境や考え方が自社の環境と相違が無いかをという部分を見られています。

こういった回答をもとに配属チームなどが決まる可能性も高いので、正直に自分が成果を発揮しやすい環境について話しましょう。

回答例:

私が最も成果を発揮しやすい環境は、助け合いの精神が浸透しているチームです。
私は困っている人や詰まっている人がいた際には積極的にサポートしたいと思っています。
逆に自分自身が悩んでいる時などは積極的にコミュニケーションをとって課題を解決していきたいと考えています。
そのためチーム内での助け合いの精神がありコミュニケーションが活発なチームの方が成果を発揮しやすいと考えています。

19. 現職でどんな価値や実績を残しましたか?

現職で残した実績や価値を聞いて、自社でも同じように価値や実績を残せるかどうかを判断します。

実行したことや工夫したことを盛り込んで、再現性高く実績を作れる人であることをアピールできると非常に良い印象を与えることができます。

回答例:

現職で最も価値を残せたのは、〇〇プロジェクトで開発のリーダーに自ら立候補してプロジェクトを完遂し後進の育成もできたことです。
受託開発で担当者をアサインする際に自らリーダーに立候補して開発経験の少ないメンバーの指導とマネジメントも含めて担当をしました。
リーダーとしてプロダクトの開発に責任を持ち、開発経験の少ないメンバーに対して細かい作業支持を行うことで遅延することなく期限内に納品したことでクライアントからも評価して頂くことができました。

20. 考え方が違う時はどのように対処しますか?

意見や方針が食い違った場合に、衝突することなく双方納得できる形で仕事を進めていくことができるかという点を見られています。

意見や方針が違うメンバーがいる場合に、どのように工夫して進めていくかというポイントを話せると良いでしょう。

回答例:

私は意見や方針が違うメンバーがいた場合は、まず相手の意見を聞いた上で受け入れた上で自分の意見もしっかりと主張します。
それぞれの意見のメリットデメリットを議論しながら、チームやプロダクトにとって良いと思える判断をするようにしています。
判断がまとまらない時は、チームメンバーによる投票等も行い判断します。
もし仮に自分の主張通りにならなかったとしてもしっかりと議論した上で決まったことであれば100%その方針を信じて進めるようにというのは意識しています。

21. 周囲のメンバーを助けた経験はありますか?

悩んでいるメンバーがいた時に助けることができる人物かという点を見られています。

これまでの経験を踏まえて、周囲のメンバーに対してどのように工夫して助けることができたのかを説明できるようにしておきましょう。

回答例:

〇〇プロジェクトでSQLの書き方に苦戦しているメンバーがいた際に声を掛けて、まずはどこまでができていて何ができていないのかという問題の切り分けを一緒に行いました。
結果的にその際はサブクエリの書き方が正しくなかったので、自分の持っている知識を共有することで無事その機能を完成させることができました。
また普段からSlackなどでヘルプがあった際には積極的にサポートするように心掛けています。

22. 自分で考えて行動した経験はありますか?

受身ではなく積極的に自分から動ける人材であるかという点を見られています。

企業が求める人材は、自分から課題を見つけて改善していくことができるような人材です。

そのため小さなことでも良いので、自分で考えて行動して結果を残せたものを経験を踏まえて話せるようにしておきましょう。

回答例:

プロジェクトで機能追加した際に監視設定が漏れやすいという課題がありました。
その課題に気づいた時に、機能追加した際に監視設定を自動で追加するツールの導入を提案して作成し当初の課題を解決しました。
今でも運用されておりプロダクトの品質改善に繋がりました。

将来のキャリアに関する質問

キャリアに関するよくある質問についてご紹介します。

23. 今後より深めていきたい分野や言語などを教えて下さい

興味のある分野や身につける必要があるスキルについて判断します。

キャリアに関する質問は基本的にはあまり考えすぎず自分の興味のある分野や言語を理由も含めて話せるようにしておきましょう。

ただし、応募企業で積めそうな経験とあまりにも乖離がある場合、あまり良い印象ではなくなってしまうのである程度事前に調査しておくようにしましょう。

回答例:

今後はフロント部分についての知識も深めていきたいと考えています。
これまではバックエンド側の開発が多かったので、フロント側の開発も一貫してできるように知識をつけていきたいと考えています。
最近はreactとTypeScriptを使って自分のポートフォリオをSPA化することで、フロントエンドの知識を身につけようと勉強しています。

24. 今後の理想のキャリアプランを教えて下さい

エンジニアとしてどういうキャリアプランを考えているかを見られています。

開発者として一生コードを書いていたいのか、もしくはPMやEMなどのマネジメントにチャレンジにしていきたいのか、自身の理想のキャリアプランを明確にしておきましょう。

また、チャレンジしたい分野やポジションがある場合は、そのために具体的に行なっていることも話せるとより良いです。

回答例:

直近は開発者としてプロダクトの機能追加や改善に貢献していきたいと考えています。
将来的にはEMとしてエンジニア組織のマネジメントや組織拡大にもチャレンジしていきたいと考えています。
そのため前職では積極的にリーダーポジションにチャレンジしてそんなに大きなチームでは無いですがマネジメントの経験も積むようにしてきました。

25. 将来的にどんなエンジニアになりたいか教えて下さい

どんなエンジニアになりたいのか、そしてそのためにどんな努力をしているのかという点を見られています。

将来的になりたいエンジニア像を明確にして、そのために行なっている努力を話せるようにしておきましょう。

回答例:

将来的には開発をリードできるようなリードエンジニアもしくはCTOになりたいと思っております。
そのために今はプロダクトの改善や機能追加を通して技術力を磨きながらチームやプロダクトの成長に貢献することを意識しています。
また上述したポジションの人材になるためにはフロント、バック、インフラといった幅広い知識が必要になると考えています。
そのため、自分の担当領域だけでなく他の担当分野の開発にも積極的に関わることでナレッジを得る努力をしています。

メガベンチャーへの転職成功させたエンジニアが教える面接対策のポイント

実務経験2年半でメガベンチャーに転職を果たした筆者が、エンジニア転職を行う上で重要になる面接対策のポイントをご紹介します。

想定される質問に対する回答の準備と深掘り

エンジニア転職面接で重要なことは準備です。

重要なのでもう一度言います。重要なのは徹底的な準備です。

いくら良質な開発経験を積んでいたとしても、面接時にその経験やスキルを面接官に上手く伝えることができなければ面接を突破することはできません。

想定される質問に対する自分なりの回答を用意するだけでなく、その回答に対して更に深掘りして質問されそうな部分の回答も用意しておきましょう。

自分の回答に対して自分なりのツッコミポイントを見つけて、2~3回程度自分で自分に質問をしてみましょう。

そしてその追加で想定されうる質問に対する回答も用意しておきましょう。

そうすれば面接時に深掘りされても慌てることなく回答することができます。

模擬面接練習をすること

想定される質問に対する回答を準備することも重要ですが、その回答を最大限相手に伝えることも重要です。

質問に対して同じ内容を回答しても、笑顔でハキハキ喋る人と、うつむき加減で小声で喋る人では印象が全く変わってきます。

最大限伝わりやすい自分で面接に臨むためには、事前に模擬面接練習をするのがおすすめです。

転職エージェントを利用している場合は、面接練習をしてくれるところも多いので是非活用してみて下さい。

もし自分一人で練習する場合は、実際に質問を受けたていで回答している様子をスマホなどで撮影して見返してみて下さい。

自分自身を見るのは気持ち悪い感じもしますが、この練習方法はかなり効果があります。

実際に私も客観的に見て最初の方に比べると圧倒的に受け答えが上手くなりました。

転職活動における面接はたった数時間かもしれませんが人生を左右する数時間なので、徹底的に準備をして臨みましょう。

  • 想定される質問に対する回答を準備しましょう
  • 深掘りして質問された際の対策もしておきましょう
  • 面接練習をして最大限自分の良さを伝えれる準備をしましょう

まとめ

エンジニアの転職面接でよくある質問と面接を突破するためのポイントについてご紹介させていただきました。

これからエンジニアとして転職活動をされる方は是非参考にしてみて下さい。

エンジニアは現時点では超売り手市場なのである程度のスキルと経験があれば今より良い年収で転職することもかなり現実的だと思います。

転職は人生を左右するイベントでもあるので、後悔しないようにしっかり準備して臨むことが重要です。

是非この記事を読んだ方の転職活動が上手くいくことを願っています。

ご拝読ありがとうございました。