エンジニア転職

未経験からエンジニアは厳しい?転職を成功させる極意や注意点を解説

ITエンジニアは平均年収が高くリモートワークもしやすいなどのイメージもあり、未経験からエンジニアを目指す人は増えています。 

でもその一方で「未経験からエンジニアになるのは厳しい」という意見も見受けられます。 

そこでこの記事では、実際に未経験からエンジニア転職を成功させて現在はメガベンチャーで働いている筆者の経験をもとに、未経験からのエンジニア転職が厳しいと言われる理由や転職を成功させる極意や注意点を解説します。 

こにかみ
  • 26歳で未経験からエンジニアになって実務経験2年半でメガベンチャーへ転職
  • 現在はtoC向けのWebアプリ開発に従事
  • 言語はPHP,Pythonを使ったサーバーサイドの開発を担当

未経験からエンジニアになるのが厳しい3つの理由

未経験からエンジニアになるのが厳しいと言われる3つの理由について解説します。 

未経験エンジニアの評判低下 

未経験からエンジニアになるのが厳しいと言われる最も多い理由が、未経験エンジニアの評判低下です。 

2010年代から多くのプログラミングスクールが誕生して未経験からエンジニアを目指す人はかなり増えました。 

しかしその一方で、プログラミングスクール卒の多くの未経験エンジニアがスキル不足で貢献できなかったり、すぐに転職したりフリーランスになったりしたことで未経験エンジニアの評判が悪くなったという事実もあります。 

こういった背景で未経験エンジニアの評判が低下したことによって、未経験エンジニアを採用する基準は年々厳しくなっているというのが未経験からエンジニアになるのが厳しいと言われる一つの理由です。 

実務レベルのスキル取得には相当な勉強量が必要 

エンジニアとして実務レベルのスキルを取得するためには相当な勉強量が必要になります。 

この事実をしっかりと認識せずに、「ちょっと勉強すればエンジニアになれる」という甘い考えでエンジニアを目指すと厳しい結果になってしまいます。 

未経験からエンジニアを目指すなら最低でも半年から1年程度は毎日2〜3時間以上勉強するくらいの覚悟が必要です。 

こういった事実をしっかりと認識して継続できる人が少ないので、未経験からエンジニアになるのは厳しいと言われています。 

エンジニア職に対する良いイメージが先行しすぎている 

エンジニアは一般的に平均年収が高くリモートワークもしやすいといった良いイメージが先行しがちです。 

しかし、このような待遇や環境で働くためにはそれだけのスキルが求められます。 

決して楽して稼げるわけではありませんし、全てのエンジニアがリモートワークで時間や場所に縛られずに働いているわけではありません。 

エンジニア職に対する良いイメージだけが先行して、安易にエンジニアを目指す人が増えた影響で挫折する人も多く、未経験からエンジニアになるのは厳しいという風潮になったというのもあります。 

未経験からエンジニアになるメリット 

未経験からエンジニアになるのが厳しい理由を解説しましたが、エンジニアになるのはそれ以上のメリットがあるのも事実です。 

ここでは未経験からエンジニアになるメリットについて解説します。 

人手不足でITエンジニアの需要が高騰している 

ITエンジニアはかなりの人手不足で需要が高騰しています。 

そのため、ITエンジニアの平均年収は上昇傾向にありますし、スキルのあるエンジニアは引く手数多の状況になりつつあります。 

スキルや経験を積めば需要の高い人材になれる可能性があるのは、未経験からエンジニアを目指すメリットです。 

実力次第でキャリアアップがしやすい 

ITエンジニアは基本的にスキルや経験で市場価値が決まります。 

実力がつけば評価も待遇も上がりやすい職種です。 

もし自社であがらなくても転職すれば年収何百万円アップというのも珍しくはありません。 

このように実力次第でキャリアアップしやすいというのは、ITエンジニアの大きなメリットです。 

こにかみ

実際に筆者も未経験からエンジニアになり、2年半後にはメガベンチャーに年収で約300万円以上の大幅アップで転職しました。 

これは非常に運が良かった部分もありますが、エンジニアは夢がある職種だなと体感しました。

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リモートワークしやすい 

ITエンジニアは基本的にはPCさえあればどこでも作業可能です。 

そのためリモートワークがしやすい職種であることは間違いありません。 

実際にフルリモートで地方在住で東京の会社で働いているという人も少なくありません。 

このようにリモートワークしやすいというのもITエンジニアのメリットです。 

未経験からのエンジニア転職が失敗する人の特徴

未経験からのエンジニア転職が失敗する人の特徴について解説します。 

安易な理由でエンジニアを目指して学習が継続できない 

これが最も多い失敗原因かもしれません。 

エンジニアになるのは決して簡単ではありません。 

ITエンジニアは待遇や環境が他の職種に比べると良いというメリットも多いですが、それ相応の勉強量も必要です。 

最初の入り口が「エンジニアになって稼ぎたい」「リモートワークで働きたい」というような単純な理由であっても問題ないと思います。 

しかしそこからしっかり情報収集して勉強していく覚悟を持たないまま、エンジニアを目指してしまうと失敗してしまう可能性が高くなります。 

最初から好条件を希望しすぎている 

未経験エンジニアの年収相場は大体300万円前後です。 

こういった相場とはかけ離れた好条件を最初から希望していると転職が上手くいかない場合は多いです。 

ITエンジニアは確かに平均年収が高い職種ですが、それはあくまでスキルも経験もある人達が対象です。 

未経験エンジニアの相場は新卒の平均年収くらいというのが現実です。 

それでもスキルや経験を積めば2〜3年で年収を上げていけるのも事実です。 

こういったことをしっかりと理解せずに、最初から好条件を期待すると失敗してしまうので注意しましょう。 

エンジニアを目指すために必要な情報収集ができていない 

未経験からエンジニアになるために最も必要なことは情報収集です。 

プログラミングスクールの広告などの甘い言葉だけを鵜呑みにしていると失敗する原因になります。 

未経験からエンジニアを目指す上で何が必要でどう行動するべきかといった情報を集めることが重要です。 

情報収集せずに何となくエンジニアを目指すと失敗してしまう可能性が高まるので注意しましょう。 

エンジニア転職に必要な準備ができていない 

エンジニア転職を成功させるためには入念な準備が必要不可欠です。 

エンジニア転職を成功させるためには、プログラミングスキル取得だけでなく、自己分析や企業分析、面接対策や技術試験対策などの準備が必要です。 

こういった必要な準備ができていないとエンジニア転職が失敗に終わってしまう可能性が高くなるので注意しましょう。 

未経験からのエンジニア転職を成功させる極意

未経験からのエンジニア転職を成功させるための極意を解説します。 

具体的な目標を決めて学習を継続する 

未経験からエンジニアを目指す場合は、具体的な目標を決めて学習を継続することが重要です。 

長期目標と短期目標、そしてそこから更に細分化して月単位、日単位のタスクに落とし込みましょう。 

長期的な目標から逆算して、その日のタスクをこなしていきましょう。 

具体的な目標がないと途中でモチベーション低下につながったり、あまり必要ではない勉強をして非効率な勉強方法になってしまったりします。 

未経験からのエンジニア転職を成功させるためには、必ず目標を決めてそこから毎日のタスクを決めてこなすのがおすすめです。 

プログラミングスクールの活用 

未経験からエンジニアを目指すならプログラミングスクールの活用がおすすめです。 

ただしプログラミングスクールにも様々あり、しっかりと実務レベルのスキルを教えているスクールを選ぶことが重要です。 

おすすめのプログラミングスクールは以下の記事でまとめているので参考にしてみて下さい。 

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差別化したポートフォリオの作成 

未経験からのエンジニア転職にはポートフォリオは必須です。 

その際に重要なのは、差別化したポートフォリオを作成することです。 

差別化したポートフォリオを作成することで、他の未経験エンジニアとの差別化を図り採用担当者の印象に残ることができます。 

Twitterクローンやメルカリクローンなどのプログラミングスクールで教えている内容のポートフォリオだとそれだけで書類で落とすという企業もあるので注意しましょう。 

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徹底した情報収集を行う 

エンジニア転職は情報戦でもあります。 

未経験からエンジニアになって活躍されている方は沢山います。 

そういった人たちがどのようにしてエンジニア転職を成功させたかといったノウハウはTwitterやブログなどにも沢山情報はあります。 

そういった情報を収集して自分なりの戦略を立てて行動することが重要です。 

転職の選考対策を徹底的に行う 

面接や技術試験の選考対策を徹底的に行うことも重要です。 

想定される質問に対して回答できるように自己分析や企業分析を入念に行いましょう。 

技術選考も最初は難しいと思いますが、しっかりと対策すれば未経験エンジニアでも通過できます。 

転職活動には期限はないので入念な準備をして臨むようにしましょう。 

こにかみ

私も最初にコーディングテストの問題をみた時は全くわかりませんでした。が、2〜3ヶ月毎日問題を解いたら徐々に分かるようになりました。 

だからコーディングテストも未経験だからといって諦めずに勉強するのがおすすめです。 

【回答例あり】エンジニア面接のよくある質問25選と回答のポイント!エンジニアの転職面接でよくある質問25選をご紹介します。 実務経験2年半でメガベンチャーへの転職を成功させた筆者の実体験を元にした面接突破のためのポイントもご紹介します。...

未経験エンジニアにおすすめの転職エージェント 

未経験エンジニアは転職エージェントを活用するのがおすすめです。 

未経験エンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介します。 

レバテックキャリア 

レバテックキャリア」は未経験からのエンジニア転職の実績も豊富なのでおすすめです。 

専門アドバイザーが転職サポートやアドバイスを親身になってしてくれます。 

未経験からのエンジニア転職を考えている方は一度登録して相談してみるのがおすすめです。 

リクルートエージェント 

リクルートエージェント」は、リクルートが運営する業界最大手の転職エージェントです。 

豊富な転職サポート実績から、未経験のエンジニア転職もしっかりとサポートしてくれます。 

未経験からのエンジニア転職を考えている方はこちらも一度登録して話を聞いてみるのがおすすめです。 

マイナビITエージェント 

マイナビITエージェント」は、IT業界に特化した転職エージェントです。 

大手企業やベンチャー企業まで幅広いパイプがあり、求人数も多いのが特徴です。 

未経験からのエンジニア転職を考えている方はこちらも一度登録して話を聞いてみるのがおすすめです。 

未経験からエンジニアになるのは厳しいけど目指す価値は十分ある 

筆者もこれから未経験からエンジニアを目指す人と同じように、未経験からプログラミングスクールに通ってエンジニアになった過去があります。 

エンジニアを目指すといった時は正直厳しい声の方が多かったです。 

しかし信念を持って勉強を続けた結果、未経験からエンジニアになり現在はメガベンチャーでエンジニアをしております。 

確かに未経験からエンジニアになるのはかなりの勉強量が必要になりますし厳しい部分もあるのは事実です。 

でもそれ以上にエンジニアはメリットもありますし、私自身も本当にエンジニアになって良かったと思っております。 

未経験からエンジニアを目指すならそれ相応の覚悟が必要ですが、それだけ目指す価値もあるので、これからエンジニアを目指す方は是非覚悟を持って挑戦するのをおすすめします。 

まとめ 

未経験からエンジニアを目指すのが厳しい理由や、エンジニア転職を成功させるための極意や注意点について解説しました。 

未経験からエンジニアになるのは決して簡単ではないですが、それだけのメリットもあるので挑戦する価値は十分にあります。 

これから未経験からエンジニアを目指そうと考えている人は、厳しい現実に目を向けた上で覚悟を持って挑戦されることをおすすめします。 

この記事がこれから未経験からエンジニアに挑戦される方の参考になれば幸いです。