プログラミングを学習し始めたけど、なかなか上達しない。
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、実際に未経験からエンジニアで活躍している方の体験談なども踏まえ、プログラミングを効率的に上達させるためのコツについてご紹介します。
プログラミングが上達しない人の特徴
まずは、プログラミングが上達しない人の特徴について解説します。
勉強時間が少ない
1つ目は、当たり前のようですが勉強時間が少ないことです。
プログラミングを上達させるためには、やはりある程度の勉強は必要です。
勉強時間が少なければいくら効率的に学習をしても、プログラミングスキルは身に付きません。
残念ながら勉強しないでプログラミングを上達させる魔法はありません。
プログラミングを本当に未経験から始める場合、1〜2ヶ月程度ではなかなか全てを理解することは難しいです。
最低でも3ヶ月〜半年程度は毎日勉強する時間を確保する位の覚悟は必要です。
最初は質より量をこなすことで初めて質が生まれてくるのです。
まずは、自分が本当にプログラミングを勉強する時間を確保できているかを見直してみて下さい。
インプットばかりしている
2つ目は、インプットばかりしている人です。
プログラミングを学習する上で、情報をインプットすることは非常に大切です。
最近では、動画や本など有料のものから無料で学べるものまで様々な学習方法があります。
多くの教材は、やり方を丁寧に解説してくれています。
そのため、それを見ただけで自分で作れる感覚になってしまう人が多いように感じます。
しかし、多くの場合、実際に自分で手を動かしてみると全然思ったように作ることができないケースが多いです。
なぜなら自分の手を動かしていないからです。
残念ながらプログラミングはインプットだけでは絶対に上達しません。
インプットした情報を自分でアウトプットすることで自分の技術として身に付けることができるのです。
Progateを何周もしている
3つ目は、Progateなどを何周もしている人です。
Progateとは、有料コースでも月額980円で学ぶことができるプログラミング学習サービスです。
この言い方だとProgateを批判しているように見えますが、決してそういうわけではありません。
Progateはむしろプログラミング学習初心者にとって、プログラミングの基礎を学べる素晴らしいサービスだと思っています。
ではなぜ、Progateを何周もしている人はプログラミングが上達しないと言っているのか。
それは、同じものを作っていても上達しづらいからです。
プログラミングは、作りたいものに対して、都度分からないことを調べながら開発することで上達します。
しかし、同じ教材を何周もしているだけだと、同じようなものは作れるようになるが、学んだ技術を応用する力がつきません。
初心者の方で、Progateのコースを2〜3週程度学習することは、理解を深める上では良いことだと思います。
しかし、中には5週も6週もProgateばっかりやっている人を見かけます。
ある程度理解することができたら、その技術を応用して何か自分で作ったり、もしくは新たな情報をインプットするべきです。
そうすることで徐々に知識の幅が広がっていき、自分の技術として習得することができるようになります。
プログラミングを上達させる3つのコツ

では、プログラミングを効率的に上達させるための3つのコツについてご紹介します。
時間ではなく成果
プログラミング学習のコツは、時間ではなく成果を指標にすべきです。
よく「今日は何時間勉強しよう」という目標を立てる人がいます。
確かに、勉強時間を確保することは大事なのですが、プログラミング学習においては、「学習時間=プログラミングスキル向上」では無いということに注意して下さい。
「何時間勉強したか」ではなく「何を勉強したか」の方が、自分がその勉強で何を身につけたかが明確になります。
目標を立てる場合、「今日はここまでを目標に勉強しよう」という風に勉強時間ではなく成果を目標にしてみてください。
エンジニアとして働く場合に要求されるのも、時間ではなく成果です。
ですから普段から成果を指標にして勉強をしてみてください。
そうすることでより効率的にプログラミングスキルを身に付けることができます。
また、成果を指標にすることでもう一つメリットがあります。
それは、見積もり力を身に付けることができる点です。
エンジニアとして実際に働く場合、依頼された機能を実装するためにどれだけの時間がかかるかを算出しなければいけません。
これは、一朝一夕ではなかなか分かりません。
普段から意識することで見積もり力をつけることができます。
この能力は実際の現場に出た時に活かされるスキルです。
時間ではなく成果を指標に勉強することで、より効率的にプログラミングスキルを上達させることができます。
インプット3割アウトプット7割
プログラミング学習のコツは、インプット3割アウトプット7割を意識することです。
プログラミングは、手を動かした分だけ成長するものだと理解しましょう。
あくまでインプットは、アウトプットのためのものです。
しかし、これを理解している方が少なくインプット主体で勉強をしてしまいます。
そのせいで、知識はあるが実際に自分で何かを作ることはできないということになってしまいます。
プログラミングスキルとは、いかにエラーに対処し解決したかを表すものだと言っても過言ではありません。
現役のエンジニアでも、開発の半分くらいはエラーと戦っています。
そのエラーを一つずつ解消していくことでプログラミングスキルが上達します。
プログラミングを効率良く学習したい場合、必ずアウトプット主体で学習するようにしてみてください。
また、アウトプットするメリットは学習効率を上げるだけではありません。
アウトプットしたものは、自分をアピールするための武器になります。
例えば、就職活動をする場合やフリーランスとして活動する場合、企業がその人のスキルを測る上で参考にするのが、あなたのアウトプットです。
アウトプットすることは、学習効率を上げるだけでなく自分の資産にもなります。
プログラミング学習をする際は、是非アウトプット主体で学ぶようにして下さい。
30分悩んだら質問しよう
プログラミング学習で分からないことは、30分悩んだら質問するようにしましょう。
プログラミング初心者の場合、次から次へと分からないことが出てくると思います。
分からないことが出てきた場合、まずは自分で調べるようにして下さい。
調べる力もプログラミングにおいて非常に重要な能力です。
現役のエンジニアでも、日々多くのことを調べています。
適切な検索ワードで欲しい回答を調べる力は、重要なプログラミングスキルですので、まずは自分で調べる習慣をつけましょう。
しかし、悩みすぎるのも禁物です。
特に初心者の場合、分からないことが分からないケースも多くあります。
30分悩んでも解決できない場合は、質問するようにしましょう。
周りに聞ける人がいない場合は、Teratailがオススメです。
Teratailとは、 ITエンジニアに特化したQ&Aサイトです。
早いものだと10分程度でアンサーが返ってきます。
こういったサービスを上手に利用して効率的にプログラミングを学習することができます。
モチベーションを維持するためには
プログラミングを上達させるために最も重要なのが、モチベーションを維持することです。
プログラミング学習のモチベーションを維持させるための方法を解説します。
いつまでにどうなりたいかを決める
いつまでにどうなりたいかという目標を決めることです。
目標がなければ何のために勉強しているかが分からずモチベーションが続きません。
まずは、期限と目標を決めてそこから逆算することが大切です。
期限と目標が決まれば、そこまでにしなければいけないことが明確になります。
目標と日々やらなければいけないことが明確になれば、後は突き進むのみです。
いつまでにどうなりたいかを決めることで、プログラミング学習に対するモチベーションを維持することができるでしょう。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールは、プログラミング学習を効率的に学べるカリキュラムがあります。
メンターや先輩エンジニアが分からない箇所を教えてくれるので、独学で勉強するよりも効率的に学習することができます。
また、一緒に学習する仲間がいるのでモチベーションを維持しやすいです。
プログラミングスクールは決して安くはありませんが、自分の将来への投資と考えれば投資効果は十分にあります。
本気でエンジニアを目指したいという方は、効率的にプログラミングを学習することができる、プログラミングスクールがおすすめです。

メンターをつける
自分のメンターとなる人を見つけることは、モチベーションを維持しながらプログラミングを効率的に学習する上で重要です。
最近では、Twitterやオンラインサロンなどを使えば簡単にメンターを探すことができるようになりました。
基本的には、有料にはなると思いますが、自分がなりたい人にメンターになってもらうことでモチベーションにもなりますし、学習効率も上がります。
是非自分がこうなりたいと思うメンターを探してみてください。
実際に未経験からエンジニアで活躍している人の体験談

プログラミングを効率的に上達させるコツについて、現役エンジニアが自身の体験談を踏まえご紹介します。
最初の壁を越えろ
プログラミングで挫折する人の多くは、最初の壁を越えられずに挫折してしまいます。
私も正直最初は何を言っているのか全く分からないことの方が多かったです。
正直当時は、勉強してもできるようになる気がしませんでした。笑
しかし、プログラミングは最初の壁を超えると徐々に理解することができるようになってきました。
プログラミングスキルの上達は下記のグラフのように後伸びです。

コツコツ勉強することで、ある時「あの時言っていたことはこういうことだったのか」ということが沢山出てきます。
実際に私も、こういうケースが非常に多かったです。
ですから、無理に思えることでも諦めずに勉強を続けることで、いつか知識が繋がる時がきます。
このように最初の壁を乗り越えることができれば、どんどんプログラミングの楽しさを理解できるようになります。
プログラミングスキル上達のコツは、諦めないことです。
是非、無理だと諦めずに学習を続けてみることをおすすめします。
アウトプットが全て
プログラミング学習は、アウトプットが全てです。
私も、インプット主体で学んでいるうちは、なかなかスキルが身につかないことを実感しました。
積極的に手を動かすことがプログラミングスキル上達の一番の近道です。
実際に、どのエンジニアに聞いても同じように言います。
プログラミング上達のコツは、アウトプットが全てです。
積極的にアウトプットすることで、効率良くプログラミングスキルを上達させることができます。
とにかくアウトプットを意識して学習するようにしてみて下さい。
まとめ
プログラミングスキル上達のコツについてご紹介しました。
プログラミングをこれから効率良く勉強したい方は是非、参考にしてみて下さい。
プログラミングスキルが身に付けば、様々なことができるようになります。
あなたの選択肢を広げるためにも、プログラミングスキル習得に向けて頑張って下さい。